ペリー&ハリス

江戸東京博物館の特別展「ペリー&ハリス」を見に行く。
拙著「消えずの行灯―本所七不思議捕物帖」も黒船来航が時代背景にあり、
しかも作中で使った物(ネタバレできません、ごめんなさい)が
展示されているとのことで、一目見ようと出かけた次第。


展示期間があとわずか(22日まで)ということもあってか、
前の篤姫ほどでは無いが、結構な人が入っていた。


内容はとても力の入った企画であり、色々と勉強させてもらった。
書き出すときりがないが、「へぇー」と唸ってしまうことだらけである。


又、二人に対して、交渉を行った日本人たちのことも
かなり展示されており、面白かった。
ペリーが威嚇の為に持ってきた最新鋭のボートホイッスル砲を
逆に交渉の末、一門もらい受けて、江川担庵に研究と製作を命じ、
一年後に来たハリスが出来上がった砲を見て驚いたなどという話は
当時の人々の優秀さと熱意を伺わせる。


とても収穫の多い一日であった。