榎本武揚没後百年記念事業

ネットを巡っていて、たまたま見つけたのであるが
今年は榎本武揚没後百年に当たり、その記念事業が各地で行われている。


前回に続き拙著の話であるが、「消えずの行灯―本所七不思議捕物帖」の
探偵役は、まさに榎本武揚である。
なぜ、彼かと言うと、抜群にきれる頭、
それも化学、物理から軍事、法律、語学と幅が広く、
かつ、新政府に抗しながらも、降伏して、そこでまた活躍するという
当時としては、全く新しい生き方が、とても魅力的であった。


それだけに、今年そんな事業が行われていることは、とても嬉しい。
企画も色々あるようで、中でも面白いなと思ったのは
大阪市の持つ帆船「あこがれ」が、榎本が開陽丸で品川沖から、
北海道に向かった航路をたどりながら、石巻宮古、函館、江差を経て、
寄港地ではセイルトレーニングをしながら、小樽まで航海するらしい。
他にも東京、宮古、札幌、網走では講演会が行われる。


小樽では今日、記念祭、パレード、それに榎本武揚そっくりさんコンテスト
まであったようで、明日は講演会などが行われるらしい。


死後百年経って、今まで以上に彼の功績や人生が評価を受けることは
とても興味深く、そして我が意を得たりと思っている。


そっくりさんコンテスト、見たかったな〜