キサラギ
昨年見た映画で、ちょっと古いが、DVD化されて
レンタルも始まっている(それからも結構たっている)
らしいので紹介。
この映画は、良い意味で裏切られた映画。
本当に面白かった。
一年前に死亡したアイドルのファンが命日に集まって
生前をしのぶうちに、その死因を推理し始める。
と、いった内容であり、おふざけかと思ったら、
全く違って、五人が協力したり、もめたりしながら
頭を捻っていくのが、面白くて、目が離せなくなった。
あらゆる所に張り巡らせられた伏線だが、
その一つ、一つが、ギャグや笑いに上手く埋められていて
あとで、あーと何度も思わせてくれる。
集まった五人の男達の持つ情報が、
集積されて、導かれる結論は上手いし、ほろりとくる。
最初に書いたが、見るかどうか迷った時、脚本、古沢良太が目に入った。
古沢さんは『相棒』の脚本を何本か書いておられて、
自分好みの作品が多かったゆえに、見ることを決断したのだが、
やはり、大正解。
『相棒』での古沢作品では、
「殺人講義」、「監禁」、「ついてない女」などが好きだが
ベストは「イエスタデイ」。
これ本筋の奇想天外さもいいが、
ラストで最後に解けた謎に泣けました。
『キサラギ』も『相棒5 BOX2』もDVDになっている。
見てみて下さい。
また、また、
「こういうのが書きたい」
何遍、おんなじこと言うてんねん。