殺しのリハーサル

三月十七日付のブログで書いた、『黄金の日々』の第二弾!
信長を狙撃した故川谷拓三さんが、鋸引きに処されたのではなく(もう、いいよ)
今日は『殺しのリハーサル』を紹介。これも初放映は二十年以上前。
原題はRehearsal for Murder、まんまですね。


これは見ないと損です。
まあ、綺麗にだまされますから。
でも、そのだまされる時の快感と言ったら……
本格ミステリを読んだり、見たりするのは何の為かと言えば、
結局は、そういう快感を味わう為なんでしょうね。


そして切れ味の鋭い本格ミステリは、
金メダルを取った時の吉田秀彦井上康生の内股みたいなもの。
相手からすると、来るのは分かっている、だから思い切り警戒しているが
しかし、気がつくと、畳に背中から落ちている、という感じでしょうか。
半端な自称ミステリー通(はい、わたしです)が、
だまされんぞと気を張って、向かっていきましたが、
いつのまにか鮮やかに投げられていました。


内容に触れるのはNGなのですが、一種の舞台劇と言えるかも知れません。
脚本は、またも、リンク&レヴィンソン。
しかも、今度はオリジナル作品。
出たよ、出たよ、これじゃ俺なんか投げられても仕方ないわ。
だってまあ、ミステリドラマのゴールドメダリストですわね。
あと、若き日のジェフ・ゴールドブラムが出演。


三月一日付の『ONE OF MY WIVES IS MISSING』の時も書いたが、
しかし、こういうのを何でDVD化しないのか、
メーカーは何考えてるのと思っていた。


刑事マッカロイ 殺しのリハーサル
ところが、何と!
去年の暮れに、ちゃんとDVDになってました!!
「刑事マッカロイ」という、タイトルが頭についてます。
いや、流石、メーカーさん、分かってらっしゃる。


しかし九百八十円は、どう考えても、安過ぎるよな〜。