『なにわ春風堂』、舞台は大坂

新刊『なにわ春風堂』全三巻の舞台は大坂。
(まあ、題名で分かるてしょうが)
時代は江戸の天保年間になりますが、
この頃を描いた時代物小説の大半は江戸市中が舞台。
大坂ものは、ごく少数でしょう。


従って当然のことですが、残念ながら
江戸に比べて大坂のことはほとんど知られていません。
過去に書きましたが、例えば奉行所ひとつとっても
遠山の金さんや大岡越前などのテレビ番組のおかげもあってか
江戸の町奉行所が北町と南町にわかれていたことは
まあ、かなり知られています。


ところが、大坂はどうでしょう。
もちろん大坂にも町奉行所はありましたし、、
二つにわかれていたのも同じですが、
それが東町と西町だったということを話すと
かなりたくさんの人が「へ〜」と言います。


大阪出身のわたしとしては
もうちょっと、大坂の昔を知って欲しい、と思っています。
『なにわ春風堂』にはそんな思いを思いきりつめこみました。


三巻読めば、結構な数の大坂トリビアに出会えます。。