大琳派展

先日、東京国立博物館にて
「大琳派展〜継承と変奏〜 尾形光琳生誕350周年記念」を鑑賞。
尾形光琳を中心に、
その先達にあたる本阿弥光悦俵屋宗達光琳の弟乾山、
そして光琳を受け継いだ酒井抱一、鈴木其一らの作品が展示されていた。


見所は、かなり宣伝されてもいるように、四つの「風神雷神図」
部屋に入ると、左手に宗達、前方に光琳、抱一、右手に其一が並ぶ壮観。
見比べることが誰にでも容易であり、面白かった。
先人の作品を模写したものであり、
誰がどうとか、こうとか言うことなどとてもできないが、
それぞれに個性があった。
特に、雷神風神の目が、各人、特徴があり、楽しめた。


他にも絵だけでなく、螺鈿の硯箱など工芸品も多くあり、
輝く蒔絵にはひきつけられた。
また着物に光琳風の絵がほどこされたものがいくつかあった。


横にいたおじさんの一言(本阿弥光悦の茶碗を前に)
「こんなんで、茶飲ましてもうても、手が震て、おいしないやろ」


ま、そら、そうだ。