レッド・ブル

金曜日の深夜、テレビで「レッド・ブル」をやっていた。
懐かしくて、つい見てしまう。
カリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガー主演、
監督はウォルター・ヒル
原題はRED HEAT。


ロシア(まだソ連の時代)警察で麻薬捜査をしている主人公の大尉。
レッドブル
ところが捜査中に親友の警察官が殺されてしまう。
逃亡した犯人はアメリカで逮捕され、
それを受け取るためシカゴへやってきた大尉だが
空港で襲撃されて犯人には逃げられてしまう。
シカゴ市警のはみ出し刑事と組んで、犯人を追う大尉。


48時間
今、書いたようにいわゆるバディ物
ウォルター・ヒル監督にはこの数年前に
「48時間」というバディムービーの傑作がある。
それに比べると本作は評価が低いようだが、
個人的にはどちらも大好き。
バスを使ったアクションや
ラストシーンで水蒸気が舞い上がるなど
似通ったシーンも多いが、
役者の個性が両作品とも最高。


「48時間」では
エディ・マーフィニック・ノルティだったが、
「レッド・ブル」は
愛想はないが、人間離れした強さのシュワちゃんの大尉に対して
口八丁のシカゴの刑事役のジェームズ・ベル−シがイイ感じ。
前者の刑事と服役中の犯罪者というコンビも面白かったが
ロシアの警察官とアメリカの刑事の組み合わせも負けていない。
台詞も気の利いたものがいくつかあった。
他に、ジーナ・ガーション
まだラリー・フィッシュバーンと名乗っていた頃の
ローレンス・フィッシュバーンが出ている。


ウォリアーズ
この監督作品には「ウォリアーズ」という傑作もあるが、
その話はまたの機会に。


刑事が大尉に44マグナムを貸す時の掛け合い。
「ダーティ・ハリーだって使ってるんだぞ」
「ダーティ・ハリーって誰だ」