二人の日本人ピアニスト

GWだが、特に予定も無いので、自然家で過ごす時間が長くなり、
そうすると普段見ないテレビ番組も見たりする。
(相棒の再放送連発には、感心します)


で、金曜夜の『R30』、今日の『ミューズの晩餐』という番組に
立て続けて、二人の女性ピアニストが出演した。
『R30』には、山中千尋さん、
ミューズの晩餐』には、上原ひろみさん。
(ちなみに『ミューズの晩餐』の司会は寺脇さん。相棒から離れられない)
ご両人ともライブ演奏も披露していた。
偶然に見つけた番組で、嬉しい限り。
共通するのは若きジャズピアニストで、
バークリー首席卒業の本物の天才という点。
たまたま、日本人というだけで、世界的に活躍しているのも同じ。


ブレイン
上原さんを知ったのは、
セカンドアルバム『Brain』が出た直後。
友人に教えてもらい、すぐに買って、
以来ずっと聞いている。
アルバムは全部で四枚(だと思う)だが、
この人のすごいのは全曲すべて自作。
挑戦的なんですね。
大物との共演も多く、チック・コリアとはデュオも出している。
番組を見た人は分かるでしょうが、演奏中の表情が
とても豊かで、聞いているこちらまで楽しくなってくる。
番組内で「努力 根性 気合」が必要と言っていた。
こういう方が言うと、とても新鮮な言葉に聞こえて説得力があった。


アウトサイド・バイ・ザ・スウイング
山中さんは、メジャーデビューした
Outside by the Swing』から聞いている。
何と言っても一番有名なのは、
民謡八木節のジャズピアノバージョン
(桐生出身らしい)
聞いたことのある節が、
まあ、すごくエネルギッシュな曲になっている。
個人的には、このアルバムに入っていた『Cleopatra's Dream』
(日本人が最も好む曲の一つ)の演奏が現代的かつ独創的なのが印象深かった。
この方も自作曲が多い。
番組で弾いた時もそうであったが、演奏は、本当に力強い。
小柄な体全身に力をこめているのが、はっきりと伝わってくる。
顔の表情は余り変わらないが。


音楽のこと、ブログで初めて書いた。
前々から書きたかったのだが、とある理由で、躊躇していて、
なかなかきっかけがつかめなかった。
そう言う意味では、背中を押してくれた二つの番組に感謝である。


天才、、、
うーん、良い響きだな〜
自分には関係ないけど……