白い声

今回は、ばりばり社会派。
犯人とか、犯行の手口とか、そういうことよりも
現代日本の問題点をはっきりと提示した。
監察医制度を知らない人はいないだろうが、
その地域間格差に絶句した方も多いのではないだろうか。
死に場所によって、ひょっとしたら殺人がただの病死になる、
あるいはなってしまった、考えるだけで怖くなる。
ラスト近くで仇役の所轄の警察官が漏らす
「たった五千だ」(異常死体十五万に対し国が解剖費用を出す遺体数)
という台詞は印象深かった。
何とかならないものだろうか。


来週はもう最終回なんだ……