友人の方が、ジュニア向け科学書を出版されました。

新刊のご紹介です。
「脳と運動のふしぎな関係」
(野崎大地)(くもんジュニアサイエンス)

脳と運動のふしぎな関係: 体で覚えるって、どういうこと? (くもんジュニアサイエンス)

筆者は、東京大学大学院教育学研究科「身体教育学」コース教授。
わたしのような者からすると、それだけですごいと思うのですが、
2007年に「第4回日本学術振興会賞」を受賞されています。
(この賞は将来が期待される高レベルの新進研究者に贈られる賞で、
第3回受賞者にはあのノーベル賞の山中教授もおられます)

こう紹介すると勉強ばかりしているタイプに思えますが、
東大時代は漕艇部で活躍、ユニバーシアドにも出場経験のある
スポーツマンでもあり、現在は東大漕艇部長でもあります。

野崎さんとわたしは20年以上前に同じ塾で講師をしていたのが
縁で、以来親しくさせていただいてまして、
この本の出版においてもちょっぴりお手伝いさせていただきました。

さて本の内容ですが、小学校高学年から中学生向けではありますが、
おそらく大人でも大半の方が知らないと思われる内容です。
特に本書でも書かれている野崎さんがクィーン大学で発見した
手の運動の学習に関する研究は、読むと思わず「へ〜」
と唸ってしまいます。
世界的に画期的な発見ですが、難しい数式や理論などは出てこず、
小学生でも理解できる内容で、その目の付け所には、脱帽です。
他にも普段の何気ない動きの秘密や、スポーツ上達のこつなど、
まさに他に類を見ない科学書です。

明日10日あたりから、店頭にも並び始めると思います。
是非、お子さんに、お孫さんに、おすすめいただければと思いますし
ご自分の読書用としても、十分に知的興味を満たしてくれます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

PS 拙作の「大目付光三郎 殿様召捕り候」の第2弾が
  4月上旬発売予定です。
  詳しいことはまたお知らせいたします。