中村啓さんの新刊「鬼の棲む楽園」読了。
中村さんは、「霊眼」で第7回このミス大賞の優秀賞を
受賞されてデビューした方で、本作は二作目。
−南海の”楽園島”に隠された因習(帯より)
奄美大島で起きた猟奇殺人。
死体発見者となったライターが真相を追いかけるべく
喜多住島へと渡るが、連続殺人は続き、
魔の手は彼にも伸びてくる……
民間伝承、孤立した島などホラー要素を含んだミステリ。
横溝正史氏の作品を思わせる設定に引き込まれた。
しかも着地はきちんと合理的になっているのが
素晴らしい。
ご興味ある方は、是非ご一読を。。