2019-02-19

紀伊國屋書店笹塚店にてサイン会

新年直後から、とても忙しく仕事をしていました。大変ありがたいことです。そんなわけでして、久しぶりに書かせていただきます。

二月十七日日曜日は紀伊國屋書店笹塚店での大サイン会に、参加させていただきました。控え室に到着すると名札がわたしともうひとりの二つしか無くもうほとんどの方がおられて（最後の方の御名前も覚えてますが、書きません（笑））驚きました。いつもお世話になっている方、顔なじみの方、久しぶりの方、初対面の方など沢山おられました。

さて本番となり控え室からサイン会場へ移動したのですが、いきなり間抜けなことに、作ってきた小冊子を部屋に置いたままで取りに戻るという失態を演じました。取りに戻る間、並んでいたお客様を待たせるという、大変失礼なことになってしまいました。本当に情けないことですが、お客様の優しいお言葉に救われました。ありがとうございました。御礼申し上げます。

参加が決まった時から、わたしのところに来てくれる方がいるのだろうかと本気でずっと心配していたのですが、本当に驚くくらい、わたし史上では、最高にお客様がいらしてくれました。大変嬉しい誤算でした。感謝いたします。おかげさまで「日本一の商人茜屋清兵衛奮闘記」「暁に奔る御庭番闇日記」が対象作品でしたが、両方完売いたしました。ありがとうございました。

以前から知り合いの方、ＳＮＳでは繋がっておりましたが初めてお会いした方、更に店頭でご覧になってお買い上げいただいた方など、様々な方がお越しになりました。お父様の代わりに買いに来られたと言う方もいらっしゃいました。そしてお菓子や手紙まで沢山いただきました。本当に感激しております。この場を借りて、もう一度感謝と御礼を申し上げます。

その後は懇親会などがありまして、本当に沢山の作家さんとお話できました、岡崎琢磨さん、和ヶ原聡司さんといった、超スーパースターにもご挨拶できましたが、全く鼻にかけるようなところがなく、わたしのようなしょぼい作家にも本当に礼儀正しく、丁寧な方でした。実るほど頭を垂れる稲穂かな、ってのは本当ですね。今更ながら見習いたいと思いました。

聞けばこのお二人、和ヶ原さんは超ヒットシリーズ「はたらく魔王さま！」が笹塚舞台ですし、岡崎さんは笹塚にお住まいだったことがあるという御縁でした。で、実はわたしも若い頃（もう二〇年以上まえですが）笹塚にいたことがありまして……おかしいな……順番から言えば一番先だったはずなのにな……それなのに彼我の差は何だろうと首を傾げておりました（笑）。

他にデビューされたばかりの若い作家さんも沢山おられました。ほとんどの方がスーツにネクタイ姿でバッチリ決めておられました。そんな中で萩鵜アキさんという以前からツイッターなどでは繋がっていた新人の方と初めてご挨拶させていただいたのですが、「日本一の商人茜屋清兵衛奮闘記」を大変に誉めていただきました。キャラクターの造形などのことをお誉めいただきもう最高に嬉しかったです。彼のような若い新進気鋭の作家さんに誉められたことは今後の強いモチベーションになりました。

本当に楽しく有意義な一日でした。そしてこの度は初めて小冊子なるものを作ったのですが、とても面白く今度はもっといいものをと目論んでおります。またできればこういう機会には参加して、ひとりでも多くの読者の方と触れ合うことができればと思っております。ちなみに、新百合ヶ丘、南千住、そして今度の笹塚と大サイン会がありましたが、皆勤はわたしと額賀澪さんだけだと自慢しておきます（笑）。

最後になりましたが、紀伊國屋書店のスタッフの皆様、版元の皆様、参加された作家、イラストレーターの皆様、そしてご来場いただいた読者の皆様、本当にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。